読譜について

2024年05月30日 09:45

楽譜を読むことに時間がかかる、というときにどんなことが考えられるでしょうか。

小さな生徒さんだと、鍵盤上の低い、高いと、大譜表の低い、高いのイメージが結びついていないということがあるかもしれません。
鍵盤を低い方から高い方まで、音名をいいながら上がったり、逆に下がったり。色ブロックで音名を分けておいていくこともあります。布鍵盤に音符を置いたり、あるいたり。

おとなり・2度を上がる、下がる、で歌う書く、ひとつとび・3度を上がる、下がる、で歌う書くなど、音の方向性をみて指が動くようにを繰り返しします。

他にも、3音で、5音で、まとまりで音を書いたり、歌ったりということを繰り返します。

そして、出来るだけ楽しい知っている曲、やさしい曲をたくさん弾きます。
そのとき短い曲を楽譜にうつしたり、うたったり。そういった繰り返しが、すこしずつ長い曲、すこし発展した曲の読譜へ繋がって行くと思います。

もう少しすすむと、和音をみることが苦手だったり、加線の音が難しかったりということもあります。
さらに、リズムが苦手、などそれぞれの問題もあると思います。

もし読譜が苦手と感じたら、それは初級であっても上級であっても、どこが苦手かをよく紐解いて、丁寧に、みていくことが大事だと思います。出来るだけ楽しく取り組めるように工夫しながら、苦手をいつのまにか克服できるように・・願って、一緒に考えます。

私は、ソルフェージュがとても大切だと感じています。音感やリズム感なども自然に身につくように、ソルフェージュが特別なものでなく、ピアノレッスンの中で自然と取り組むものであるように意識しながら、日々レッスンしていきたいと思います。

前のページ
小さなコンサート
一覧へ
次のページ
記事はありません
記事一覧を見る